短期予報解説資料を読もう!25年4月20日

おはようございます☀️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖

目次

短期予報解説資料 2025年4月20日03時40分発表

1.実況上の着目点


① 500hPa 5580m付近で-21℃以下の寒気を伴うトラフに対応した低気圧が前線を伴い、日本海を東北東進。北日本や日本海では雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)
出典:気象庁(加工あり)


② 500hPa 5820m付近の正渦度極大域に対応して、19日21時に華中~南西諸島で前線が発生。前線に向かって下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となっている。東シナ海では、激しい雨や非常に激しい雨を解析し、雷を検知。

出典:気象庁(加工あり)


③ ボッ海付近には高気圧があって、東へ移動。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点

① 1項①の低気圧は北海道を通って、21日にかけて千島近海へ進み、前線が北~西日本を通過する。前線や低気圧に向かって流れ込む暖湿気と上空寒気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。北日本では20日は、東日本では21日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。

出典:気象庁(加工あり)


② 1項②の前線は500hPa 5820m付近の正渦度極大域に対応して、21日にかけて日本の南へ進み、その後不明瞭化する。前線に向かって、850hPaでは相当温位336K以上の暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となるため、雷を伴い激しい雨が降り大雨となる所がある。南西諸島では20日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風に注意。

出典:気象庁(加工あり)

③ 1項③の高気圧は、21日夜にかけて日本海へ移動し、本州付近を覆う。

出典:気象庁(加工あり)

④ 500hPa 5760m付近のトラフに対応して、20日夜には日本の東に低気圧が発生し、22日にかけて発達しながら千島の東へ進む。

出典:気象庁(加工あり)

⑤ 500hPa 5760m付近のトラフに対応して、21日夜までに前線を伴った低気圧が華中で発生して東北東進し、22日にかけて日本海へ進む。低気圧や前線に向かって、850hPaでは相当温位336K以上の暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となるため、雷を伴い激しい雨が降り大雨となる所がある。西日本では22日は、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意。

⑥ 2項①④⑤の低気圧や前線の周辺では気圧の傾きが大きくなり、やや強い風や強い風が吹き、波が高くなる所がある。北~西日本では20日と22日は、強風や高波に注意。

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4.防災関連事項 [量的予報等]

① 雨量(06時からの24時間):奄美100mm。
② 波浪(明日まで):高い所(3m以上)はない。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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