おはようございます☁️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年4月25日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 500hPa 5280m付近で-33℃以下の寒気を伴う寒冷渦に対応した低気圧が、中国東北区にあって東進。また、寒冷渦周辺の5460m付近のトラフに対応した低気圧が日本海北部にあって北北東へ進み、低気圧から南へシアーラインがのびている。日本海中部では雷を検知。

② 500hPa 5760m付近の強風軸に対応した前線が華南から台湾を通って沖縄の南へのびており、東シナ海では局地的に激しい雨を解析。

③ 黄海には高気圧があって、 東南東へ移動。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の寒冷渦と地上の低気圧は、27日にかけて沿海州付近やオホーツク海を通り、千島近海へ進む。日本海北部の低気圧は、25日夜にかけて間宮海峡付近へ進み、低気圧からのびるシアーラインが北日本を通過する。

また、500hPa 5640m付近の正渦度極大域に対応し、25日は関東の東から日本の東へシアーラインがのびる。

上空の寒気、低気圧やシアーラインに向かう下層暖湿気、日中の昇温の影響で大気の状態が不安定となる所がある。北日本では27日にかけて、東日本では26日にかけて、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。北日本では26日は、大気の状態が非常に不安定となるため、竜巻などの激しい突風にも注意。
② 1項②の前線は、26日にかけて華南から沖縄の南に停滞し、27日は500hPa 5760m付近のトラフ接近に伴い前線が北上する。

前線に向かって、850hPa 相当温位336K以上の暖湿気が流入し、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った激しい雨の降る所がある。南西諸島では、25日は大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意。

③ 1項③の高気圧は、26日にかけて東シナ海を東へ移動する。
④ 2項①の低気圧やシアーラインの近傍、及び、低気圧や2項②の前線と2項③の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなる所がある。北日本では27日にかけて、東日本では26日にかけて、西日本と南西諸島では25日は、強風や高波に注意。
⑤ 26日にかけて、黄砂の飛来が予想されている。実況に留意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):北海道・東北・伊豆諸島・沖縄3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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