おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年4月28日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 前線を伴った低気圧が東シナ海を東北東進。低気圧や前線に向う下層暖湿気の影響で、沖縄近海では、雷を検知、激しい雨や非常に激しい雨を解析。

② 500hPa 5400m以下の寒冷渦に対応して日本海西部を東進する低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、西日本ではやや強い雨を解析。

③ ①の前線や②の低気圧及び千島の東を北東進する低気圧と、日本の東の高気圧との間で気圧の傾きが大きくなり、北~西日本の沿岸部では、やや強い風の吹いている所がある。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項②の寒冷渦は、28日は日本海に、29日は三陸沖に、30日は千島の東に進む。これに伴い29日は、北~東日本の上空500hPa付近に-27℃以下の寒気が流れ込む。


② 1項①の前線を伴った低気圧は、28日は2項①の寒冷渦に対応して発達しながら、種子島・屋久島付近から東海道沖に進み、29日夜には北海道の南東海上に進む。

前線や低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、九州南部と南西諸島及び伊豆諸島では28日は、大気の状態が不安定となり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り大雨となる所がある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。また、北海道地方では29~30日は、850hPaで-3℃以下の下層寒気の影響で降雪の強まる所があり、発達する低気圧の影響で高潮のおそれがある。大雪や積雪による交通障害、着雪、なだれ、風雪に注意し、高潮に注意・警戒。

③ 1項②の低気圧は、2項①の寒冷渦に対応して日本海を東北東進し、29日夜までに2項②の低気圧に取り込まれて不明瞭になる。また、低気圧からのびるシアーラインが、28日は西日本日本海側を東進し、29日は東日本日本海側から北日本に進む。低気圧やシアーラインに向かう下層暖湿気や上空寒気の影響で、大気の状態が不安定となる所がある。北日本と東日本日本海側では29日は、落雷、突風、降ひょう、急な強い雨、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。
④ 2項②の低気圧や前線及び2項③の低気圧の周辺では気圧の傾きが大きくなり、強い風や非常に強い風が吹き、波が高くなりしける所がある。北~東日本では30日にかけて、西日本と南西諸島では29日にかけて、強風や高波に注意。
3. 数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本とするが、 量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):伊豆諸島・九州南部・奄美100mm。
②波浪(明日まで):北海道・東北・伊豆諸島4、関東・北陸・東海3m。
③ 高潮(明日まで):大潮の時期。西日本と北日本では注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
コメント