おはようございます☔️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📖
短期予報解説資料 2025年5月6日03時40分発表
1.実況上の着目点
① 500hPa 5760m付近のトラフに対応する前線を伴った低気圧が屋久島付近にあって東進し、前線が四国沖から大陸へのびている。前線近傍では、1時間約50mmの非常に激しい雨を解析、発雷を多数検知し、沖縄本島と種子島付近でメソサイクロンを検知。また、低気圧近傍では、やや強い風を観測。

② 華北では、500hPa 5580m付近のトラフ対応の低気圧が東南東進。
③ 千島近海には、500hPa 5340mで-27℃以下の寒気を伴う切離低気圧に対応した地上低気圧があって北北東進。

④ 日本の東には高気圧があって東へ移動。この高気圧と③の低気圧との間で気圧の傾きが急となり、北日本で、やや強い風を観測。
⑤ 衛星画像では、華北から黄海にかけて、黄砂が見られる。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 1項①の低気圧は、7日にかけて本州の南岸付近を通り日本の東へ進む。また、6日午後から7日にかけて、500hPa 5520~5640mで-18℃以下の寒気を伴ったトラフが本州を通過し日本の東へ進む。低気圧や前線に向かって流れ込む暖湿気と上空の寒気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い非常に激しい雨が降る所がある。南西諸島から東日本では6日は、低い土地の浸水、土砂災害、河川の増水に注意。 南西諸島と西日本では7日にかけて、 東日本では6日は、 落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意。また、低気圧や前線の影響で気圧の傾きが急となり、非常に強い風が吹き、波が高くなり、しける所がある。西日本では6日は、東日本では7日にかけて、強風や高波に注意。


② 8日は、500hPa 5460m付近で-27℃以下の寒気を伴ったトラフが北日本を通過する。また、南西諸島では、大陸からのびる前線に向かって暖湿気が流れ込む。これらの影響で、大気の状態が不安定となる所がある。南西諸島と北日本では8日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨に注意。
③ 日本の東の高気圧は次第に不明瞭化。新たな高気圧が華北で形成され、8日にかけて東シナ海を通り本州へ移動し広く日本を覆う。また、1項③の低気圧は7日にかけてカムチャツカ半島付近へ北上し日本から遠ざかる。

④ 西日本では、 6日夜から7日にかけて黄砂が飛来する予想がある。 視程の悪化による交通障害に注意。
3. 数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本とするが、 量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):沖縄100mm。
② 波浪(明日まで):伊豆諸島4m、東海・近畿・四国3m。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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