航空管制を考えよう

航空管制という言葉をたまに耳にすることはあると思いますが、今一つ何をしているのかイメージするのは難しいですよね。

ダチョン

アレでしょ!あの…地上でレーダー画面見ながらパイロットと無線で話す人でしょ?(´・ω・)

ラッコ

おお!そうだね!ほとんど合ってるよ!
じゃあ具体的にどんなことを無線で話しているのか見てみようか!

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航空管制官の仕事は飛行機同士の衝突を防ぐ

航空管制官が何をする仕事なのかというと、「飛行機同士の衝突を防ぐ」ことが至上命題になります。飛行機が飛び始めた20世紀初頭は、空を飛んでいる飛行機がそもそも少なく、衝突の危険性もほとんどありませんでした。それが今となっては、今この瞬間も世界中に軍用機と民間機が合わせて数万機以上の航空機が飛行しています。

そこで必要になるのが航空管制です。航空管制は、空域全体を見ており、飛行機同士が衝突するのを未然に防ぎます。航空需要は将来にわたって増加して行くことが見込まれており、航空管制の重要性はますます高まっているのが現状です。

航空管制官はパイロットとどんなやり取りをしているの?

航空管制官がパイロットと無線で話しているのは、

ズバリ、飛行の指示です。

具体的には、

  • 針路や飛行ルート
  • 飛行する高度
  • 速度
  • 離着陸の許可

など多岐に渡ります。

飛行機はパイロットが操縦しているのは間違いありません。しかしどの高度を飛行するのか、どちらの方角に飛べばいいのかを具体的に決定しているのは管制官であり、基本的にパイロットは管制官に言われた通りに飛行しなければいけません。

他の飛行機や山などの障害物と衝突しないようにするには、その空域を熟知した管制官が誘導する必要があります。つまり飛行機を操っているのは地上の管制官と言えなくもないですね。

ダチョン

なんで地上の管制官にこんなに権限があるの?

ラッコ

管制官は飛び方を決める権限が与えられている代わりに、
飛行機同士がぶつからないようにする責任を負っているんだ。

飛行機のパイロットは自分のいる空域の他の飛行機を全て認識することはできません。

その空域内の飛行機の存在を把握しているのは、地上レーダーなどを活用できる管制官なのです📡

管制官はレーダーやパイロットからの無線での話により、自分が担当している空域内の飛行機を認識しています。

ただ飛行機の存在を認識できているだけでは、飛行機同士の衝突を防止することはできません。

衝突を防止するためには、それぞれのパイロットに他機の情報を提供するとともに具体的な進路や高度を変更して回避してもらう必要があります。

そのため、管制官には飛行機の飛び方を指示する強い権限が法律によって与えられているのです。

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