2023年5月18日未明、イタリアのメローニ首相がG7サミット出席のため広島空港へ着陸しました。
メローニ首相が搭乗してきたのはイタリア空軍機のAirbus A319CJ型機(登録記号:MM62209)。2023年現在で機齢20年のベテラン機です。
コールサインはIAM9002(イタリアンエアフォースナイナーゼロゼロトゥ)。所属はイタリア空軍(AERONAUTICA MILITARE ITALIANA)。
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G7広島サミットは5月19日から5月21日までの日程でしたが、メローニ首相は21日にサミットの日程をキャンセルし、予定より早い日本時間21日午前2時53分に広島空港を発ってしまいました。理由は本国であるイタリア北部で発生した洪水に対応する為です。
一刻も早く帰りたい状況ですが、A319型機では日本からイタリアまで給油なしのフライトはできません。通常A319の給油なしでの航続距離は6000km程度。広島空港からイタリアまでは最短距離でも10000km程ありますのでどこかで給油が必要になります。
世界を飛び回る一国の要人の乗る航空機としては少し非力に感じますね。
今回は中央アジアに位置するカザフスタンの首都アスタナで給油したようです。アスタナの空港に滞在した時間はおよそ1時間半。
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