おはようございます☀️
今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📕
短期予報解説資料 2024年11月4日03時40分発表
主要じょう乱解説図
1.実況上の着目点
① 東北地方から西日本は、東日本付近に中心を持つ高気圧に覆われている。 この高気圧の南縁を回る吹送・ 吹続の長い東寄りの風の影響で、 伊豆諸島や南西諸島では、 うねりを伴い波が高くなっている所がある。
② 500hPa 5520m付近のトラフに対応して、 前線を伴う低気圧が日本海を東北東進。 低気圧や前線に向かう下層暖湿気の影響で、 大気の状態が不安定となり、日本海では雷を検知。
③ 4 日 3 時にフィリピンの東で台風第22号が発生した。
2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点
① 4日は、1項②の低気圧が閉塞しながらオホーツク海に進み、5日は、朝までに閉塞点上に発生する低気圧が千島の東に進む。また、5日にかけて、寒冷前線が北日本を通過する。低気圧や前線に向かう下層暖湿気の影響で、北日本や東日本の日本海側では、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い激しい雨が降り大雨となる所がある。また、低気圧や前線の近傍では気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹き、波が高くなる所がある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、強風や高波に注意。
② 4日は、日本のはるか東に移動する1項①の高気圧南縁を回る吹送・吹続の長い東寄りの風の影響で、伊豆諸島や南西諸島ではうねりを伴い波が高くなる所がある。うねりを伴う高波に注意。
③ 4日は、前線が日本の南に停滞。5日は、500hPa 5760m付近のトラフに対応して、前線は日本の東に進み、夜までに前線上に低気圧が発生する。前線や低気圧に向かう下層暖湿気の影響で、大気の状態が不安定となる。伊豆諸島では5日は、落雷や突風、急な強い雨に注意。
④ 6日かけて、1 項③の台風がフィリピンの東を発達しながら北西進。モンゴル付近の高気圧が華北に移動して、東シナ海に張り出す。台風と高気圧の間で気圧の傾きが大きくなり、南西諸島では 5~6日は、強い風が吹いて波が高くなり、台風からのうねりも加わりしけとなる所がある。強風やうねりを伴う高波に注意。
3.数値予報資料解釈上の留意点
総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。
4.防災関連事項 [量的予報等]
① 雨量(06時からの24時間):多い所(100mm以上)はない。
② 波浪(明日まで):沖縄4、北海道・東北・伊豆諸島・北陸3m。
③ 高潮(明日まで):大潮の時期。東~西日本では注意報基準を超過する所がある。
5.全般気象情報発表の有無
発表の予定はない。
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