短期予報解説資料を読もう!24年11月6日

おはようございます☁️

今日も短期予報解説資料を読んでいきましょう📕

目次

短期予報解説資料 2024年11月6日03時40分発表

主要じょう乱解説図

短期予報解説資料抜粋

1.実況上の着目点


① 日本海西部~中部はシアーラインが形成されており、大気の状態が非常に不安定となっている。日本海西部~中部では、 1時間およそ50mmの雨量を解析、シアーライン周辺では雷を多数検知。


② 伊豆諸島~東海道沖は日本の東にある低気圧から下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となっている。東海道沖~伊豆諸島付近では1時間40~50mmの雨量を解析。


③ フィリピンの東には強い台風第22号があって北西進。台風周辺の先島諸島付近では気圧の傾きが大きくなっており、強い風が吹いて波が高く、うねりを伴いしけとなっている所がある。

2.主要じょう乱の予想根拠と防災事項を含む解説上の留意点


① 1 項①のシアーラインは、6日にかけて西日本日本海側から東日本日本海側へ南下する。シアーラインの近傍では、下層収束に上空の寒気の影響が加わるため、大気の状態が非常に不安定となる。また、シアーライン近傍では気圧の傾きが大きく、強い風が吹いて波が高くなる所がある。西日本日本海側や東日本日本海側では 6日は、落雷や突風、降ひょう、急な強い雨、局地的には竜巻などの激しい突風、強風や高波に注意。


② 7日は、一時的に西高東低の気圧配置となる。北日本を中心に 500hPa -30℃以下、850hPa -6℃以下の寒気が流入し、大気の状態が非常に不安定となる所がある。東日本日本海側~北日本では降雪となり、北日本では平地でも積雪となる所がある。東日本日本海側~北日本では6~7日は、積雪や路面凍結による交通障害、落雷や突風、急な強い雨、局地的には竜巻などの激しい突風に注意。また、東~北日本では気圧の傾きが大きくなるため、7日にかけて強い風が吹き、強風や高波に注意。

出典:気象庁
出典:気象庁(編集あり)
出典:気象庁(編集あり)

③ 1 項③の台風は次第に進路を西に変えて、8 日夜には南シナ海へ進む。一方、中国東北区付近にある高気圧が7日にかけて、 日本海へ南東進する。 この高気圧と台風との間で気圧の傾きが大きくなり、強い風が吹いて、波が高くなりしけとなる所がある。南西諸島や西日本では、8日にかけて、強風やうねりを伴った高波に注意。また、台風周辺は下層暖湿気が流入し、大気の状態が不安定となる。南西諸島では、8日は落雷や突風、急な強い雨に注意。

出典:気象庁
出典:気象庁

3.数値予報資料解釈上の留意点

総観場はGSMを基本、量予想や降水分布はMSMやLFMも参考。

4. 防災関連事項 [量的予報等] ]

①雨量(06時からの24時間): 多い所(100mm以上)はない。

②波浪(明日まで):沖縄5、北海道4、東北・伊豆諸島・北陸・近畿・中国・九州北部・九州南部・奄美3m。

③高潮(明日まで):西~東日本では注意報基準を超過する所がある。

5.全般気象情報発表の有無

発表の予定はない。

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